ジビエ用シェア解体施設【神余やまくじら】12月オープン

【神余やまくじら】

昔、猪は山鯨(やまくじら)と呼ばれ、たくさんの人々に食べられていました。

牡丹の花が咲いたように見えるので牡丹鍋(猪肉鍋)。馬肉は桜の花のような色をしているから桜鍋(馬肉鍋)。大っぴらに獣肉を食べることがなかった時代から違う名前で食べられていた獣肉は、いつの間にか牛肉や豚肉、鶏肉に主役の座を奪われてしまいました。

今、館山市内では多くの猪が有害鳥獣として捕獲され、一部が館山ジビエとして流通するようになりましたが、それでも半分以上の猪は相変わらず廃棄されています。そしてまた、大変な思いをして捕獲作業を行っている捕獲従事者も、一部を除いてこの美味しい猪肉を食べる機会がありません。

私たちは、「捕まえた人」そしてその周囲の人たちが一番にその恩恵(山の恵み)に与かるべきではないかとも感じています。そうした思いから、まずは神余にシェア解体施設【神余やまくじら】を作ることにしました。

猪はこれからより豊富に脂を蓄えて一番美味しい時期を迎えます。せっかく苦労して捕獲した美味しい猪です。ぜひ捕獲従事者さんとその関係者さんが、その美味しさを味わってくれたら嬉しいです。

猪の解体・精肉方法が分からない方には丁寧にお教えします。

施設は神余にある【結の家 六郎右衛門】の敷地内にあります。利用無料とさせて頂ければ一番良いのですが、敷地を使わせてもらっているので多少の利用料は頂く予定ですが、それを差し引いても価値のある猪肉になると思います。

館山市内の有害鳥獣捕獲従事者の皆様には、ぜひ【神余やまくじら】を使って頂いて、自らが捕まえた美味しい猪肉を味わってもらえたらと思います。

【結の家 六郎衛門】facebook

【神余やまくじら建設風景】